はまゆう第67号春華秋実はまゆう

2億5千万年前、全ての大陸が1つに集まり、それが巨大マグマ上昇を引き起こし、地球規模の巨大噴火が発生しました。この為に大気中の酸素が大幅に減少し大量の二酸化炭素が放出され超温暖化や、酷い海洋汚染が引き起こされたと考えられています。
この「自然環境の悪化」に生命のあるものの95%の種が絶滅したといいます。
仮に生き延びたとしても、多くの種は二千万年も続いた極端な酸欠に耐えることができませんでした。恐竜はその直後に産声を上げ、その後一億年も続いた低酸素(現在の半分)の状態を生き延び繁栄を果たしていきました。

恐竜「だけ」がなぜ「大繁栄」したのでしょうか。競争相手の激減、温暖化、エサである裸子植物が豊富にあったことがあげられますが、最大の理由は、数千種といわれる恐竜だけが、空気中から酸素を効率よく吸収できる「気嚢システム」を持っていたから、低酸素のなかでも平気で生きられたということです。(シリコーンの特性に似ていませんか?)外見や筋力等の「外部構造」ではなく「内部構造」の勝利だといえます。

環境が大きく変わるとき、生命種を「分ける」もの、それは外見よりも内部の構造・仕組みがうまく適応するかどうかです。約六千五百万年前、大隕石の落下により氷河期時代に入り80%の生物が絶滅、恐竜もほぼ絶滅しました。

恐竜だけがなぜ「絶滅」したのでしょうか。それは内部構造上の弱点が「変温性」で、爬虫類の一種で体を常時温め続ける仕組みを持っていません。それを補うため、恐竜の多くが大型化していったのです。大きくなれば体重あたりの表面積が小さくなり保温が可能だからです。暑さには強く寒さに弱いということです。(シリコーンと違うところか)  「内部構造」は変えられず、環境の変化に対して「外形構造」だけで耐えようとし、恐竜は絶滅したといえます。その時の生死の分かれ目が、外形が体重10~25キログラムの小型の種までといわれています。

さてこの恐竜の話から我々が教えられることは、企業自らを取りまく環境が大きく変わった時、外見よりも、ひとや組織の持っているパワーや能力、仕組み、企業文化という「内部構造」が、うまく変化に適応することが出来るかが生き残れる鍵になるのではないかという事です。更に、我々は常に自らの「内部構造」を変え続けるという強い意志と柔軟な考動力を持つ、企業風土をめざすことが生き残るためには大事なことではないかと改めて考えさせられました。